毎月のその症状は、PMDD【月経前不快気分障害】かもしれない?

こんにちは。岡山駅西口から徒歩5分の腸&子宮ケアサロン「HESO」です。
今日は、生理前になると気分の落ち込み・イライラ・どうしようもない不安など女性ホルモンの「プロゲステロン」の影響で起こる月経前症候群はよく知られていいますが、もう一つのPMDD【月経前不快気分障害】ってご存じですか?

PMDD【月経前不快気分障害】とは?

「PMDD」とは、「Premenstrual Dysphoric Disorder(月経前不快障害)」の略称です。PMDDは、月経周期の前に生じる身体的、精神的な症状が、日常生活や社会生活に悪影響を及ぼす程度まで重度化した状態を指します。

PMDDの症状

不安、抑うつ、イライラ、怒り、過食や食欲不振、睡眠障害、身体的な痛みや不快感、倦怠感などが含まれます。これらの症状が、生理周期前に現れ、生理が始まるとともに消えることが多いため、PMDDは生理周期と密接な関係がある症状とされています。
PMDDは、女性の約2-8%に影響を与えるとされており、症状の重さによっては、日常生活や仕事に悪影響を及ぼすため、治療が必要となる場合があります。

何かに心と身体を乗っ取られたようなコントロール不可能な感覚

PMDDの症状が強い人は、月経前になると突然豹変してしまう「おかしくなる自分」「体を乗っ取られたようになる」などの状態になる事があります。それこそがPMDD【月経前不快気分障害】という病気です。

    • 自分なんていなくなればいいと思う
    • 死にたくなったり 自傷したりする
    • 体が泥のように重く 何も出来ない
    • 全てがネガティブ 未来が見えない
    • 自己否定感や 自己嫌悪感に囚われる

PMDDの症状は、排卵から月経直前にかけて顕著に現れます】

PMSとPMDDの違い

分かりやすく一言で「PMS」と「PMDD」の違いをお伝えすると・・「PMDDは病気であり、PMSは病気ではなく症候群!」そして、「PMDDはより重度の精神的な障害をきたしてしまう」事です。

PMDDは、名前に「障害(ディオスオーダー)」とあるように正式にアメリカの精神医学会では病気と認められていて、現状では薬を用いて治療されるべき「病気」とされています。一方「PMS」なら聞いたことがあるという方が多いと思います。PMSも普段の日常生活に影響を与えるほどの症状もあるのですが、PMDDの方はさらに精神症状が重く、PMDDが原因で社会生活に支障をきたしり日常生活が送れなくなったり、破綻してしまう程の重篤な症状になります。

方や、PMSの方は、どちらかというと身体的症状を訴える人が多いのも特徴です(頭通、腹痛、お腹の張り、腰痛、身体のむくみ、乳房の張りや痛みなどある程度の女性ならほとんど人が経験する事ですね。PMDDは深刻な病気であり、PMSは、風邪に伴う諸症状(咳や鼻水、頭痛、寒気)などのような月経に伴う症状と例えるとわかりやすいかもしれません。

PMDDの3つの原因

よく知られている様に、PMSやPMDDなどの女性特有の疾患・症状には【女性ホルモン】が大きく関与しています。そして、PMDDの原因を3つに分ける事が出来ます。

①心理面原因がある②脳機能の働きに原因がある③体質に原因がある

の3つが考えられ、これが単体ではなく複合的に関与しあっています。

次回ブログは、PMDDのより詳しい原因とPMDDから解放される為に!をお伝えます