便秘の原因が・・・婦人科系疾患の可能性

こんにちわ!岡山駅西口から徒歩5分の腸&子宮ケアサロンの秋山です。

子宮と卵巣が大腸と近いのってなんとなくですが、ご存じかと思います。
それゆえに、婦人科系のトラブルが、排便力を低下させることがあります。便秘の原因が婦人科系疾患の可能性がある場合があります。

婦人科系疾患が原因の便秘

婦人科系の臓器は、腸や膀胱などに接しているため、排便力にも関わりが大きいと言われています。
例えば、子宮や卵巣が腸を圧迫し、それにより便秘が現れます。

また婦人科系臓器に病気がなくても、月経周期によって便秘や下痢をするという方もいらっしゃいます。
「たかが便秘」と思わずに、便秘の症状以外にも、不正性器出血や月経、おりものの異常、排便痛などの自覚症状がないかに注意して、婦人科系疾患からくる便秘も疑ってみましょう!

二回言います!

「たかが便秘」と思わずに、原因を疑い!解消しようとする行動が、大きな病気の予防になります!

便秘を引き起こす可能性のある主な婦人科系疾患

【卵巣嚢腫】(らんそうのうしゅ)

卵巣嚢腫らんそうのうしゅとは、卵巣に発生する腫瘍しゅようの一種です。卵巣の腫瘍は、液体の入った袋のような病変が形成される”卵巣嚢腫”と、しこりのような病変を形成する”充実性腫瘍”に分けられます。卵巣嚢腫は、袋の中を満たす成分の違いによって”漿液性嚢腫”、”粘液性嚢腫”、”成熟嚢胞性奇形腫(皮様嚢胞)”、”チョコレート嚢腫”などさまざまな種類に分けられます。

嚢腫が大きくなることで、便が通過しにくく、便秘や下痢が繰り返されます。さらに進行すると腹痛や下痢が繰り返されます。さらに、進行すると腹痛や腸閉塞のような症状が現れる場合があります。

【卵巣がん】(らんそうがん)

がんが初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。服のウエストがきつくなる、下腹部にしこりが触れる、食欲がなくなったなどの症状をきっかけに受診し、卵巣がん・卵管がんであることがわかる場合もあります。また、がんが大きくなると、膀胱や直腸を圧迫することにより、頻尿や便秘が起きたり、脚がむくんだりすることもあります。進行して腹水がたまると、おなかが大きく前に突き出てくることもあります。自覚症状もなく静かに進行するため早期発見が難しい。便秘で下腹部が張っていると思ったら、卵巣がんが原因で溜まった腹水だったということもあります。

【卵巣腫瘍】(らんそうしゅよう)

卵巣腫瘍らんそうしゅようとは、卵巣に発生する腫瘍の総称です。

卵巣は子宮の左右に1つずつある臓器であり、卵子の成熟や排卵が行われるなど“生殖”に深く関わる臓器の1つです。卵巣に発生する腫瘍は、腫瘍の元となる組織によってさまざまなタイプがあります。卵巣腫瘍の多くは良性ですが悪性腫瘍が生じることもあり、お腹の中の臓器に転移しやすいのが特徴です。

卵巣はお腹の奥に存在するため、腫瘍が発生したとしても初期段階での自覚症状はほとんどありません。しかし、良性・悪性にかかわらず卵巣腫瘍は大きくなりやすい性質があり、正常ではウズラの卵大の卵巣が30cm以上にも拡大することがあります。そのため、進行すると腹囲の拡大、下腹部痛、腰痛、お腹の張りなどの症状が見られるようになります。また、治療をせずに放置すると腫瘍が破裂したり、腫瘍の付け根が捻じれて血流が低下することで壊死えしに至る“茎捻転けいねんてん”が生じたりすることもあるため注意が必要です。

初期症状は、腹痛、お腹の張り、不正性器出血などがあるが、ほとんどは無症状。腫瘍が大きくなると腹部膨満感、腹部、頻尿、便秘、むくみなどの症状が出ます。

【子宮筋腫】(しきゅうきんしゅ)

子宮筋腫は珍しくない腫瘍です。小さなものも含めると、30歳以上の女性の20-30%にみられます。がん(悪性の腫瘍)ではありませんが、貧血や痛みなど様々な症状の原因となります。筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなります。閉経すると、逆に小さくなります。複数個できることが多く、数や大きさはさまざまです。大きさやできる場所によって症状が違ってきます。できる場所によって、子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)に分けられます。子宮壁にできるようなこぶのような良性腫瘍で子宮筋が異常増殖したもの。筋腫が大きくなると骨盤や内臓を圧迫し、便秘の症状も現れます。

【子宮腺筋症】(しきゅうせんきんしょう)

子宮腺筋症とは、子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉の中にできる病気を指します。子宮のほとんどは子宮筋層と呼ばれる筋肉でできていて、その内側は子宮内膜という粘膜組織で覆われ、子宮内膜は受精卵を育むベッドとしての役割を担っています。子宮内膜に関連する病気として子宮内膜症がよく知られていますが、子宮内膜症は子宮内膜あるいはそれに似た組織が子宮の外に発生する病気で、卵巣、卵管、などに好発します。また子宮内膜は子宮の外だけでなく、子宮を構成する子宮筋層内に生じることもあり、これを子宮腺筋症と呼びます。子宮腺筋症は、10歳代前半から閉経を迎えるまでの幅広い年齢で起こる可能性がありますが、40歳代の人に多く、特に出産を経験した人に多いといわれています。そのほか、子宮内膜の操作を伴う手術(帝王切開・子宮筋腫しきゅうきんしゅの手術)を経験した人に多いという報告もあります。子宮内膜に似た組織が子宮平滑筋組織の中にできる疾患で、進行すると子宮自体が大きくなり骨盤や内臓を圧迫し、便秘の症状も現れます。

以上が代表的な婦人科系疾患になります。上記の様な症状が便秘の原因になる場合があります。

婦人科系疾患にならない為に

近年、日常生活の欧米化などにより婦人科の発症状況が、大きく変化しております。現在の動向は、子宮頚がんの減少、子宮体がんと卵巣がんの増加に伴い、この3つの癌の発症率が、ほぼ同率になりつつあり、死亡率は、卵巣がんが群を抜いて高い状態です。子宮頚がんのリスク要因は、低年齢での初交、性的パートナーが多い、多産(7回以上で2~3倍)、喫煙(2~3倍)、経口避妊薬(10年以上で4倍)とされております。逆にコンドームの使用は、42.1%リスクを下げるというデータもあります。予防法は、HPVワクチンの接種と子宮頚がん検診です。

結論

子宮頚がん検診(子宮頚部細胞診)を行うことが予防の第1手段となり、子宮体がんと卵巣がんは、超音波検査(経膣式)を受けることがその発見の第1手段になります。単純に考えて、多くの女性が、子宮頚がん検診と超音波検査を1年に1回受けていれば、婦人科がんの死亡率の減少につながると思います。

20代、30代と仕事や育児に忙しく、なかなか自分のことをケアできないという方も多いかもしれません。しかし、女性特有の疾患、病気は若くても発症するものも多くあります。

子宮がんの罹患率が高まる40代。早い人では40代前半で閉経を迎え、更年期症状が出てくる人もいます。特に症状が重く、日常生活に支障が出る場合は「更年期障害」の可能性も。日本産婦人科学会には、子宮体がんの検査法更年期障害の原因・治療法などが詳しく載っています。 どちらも女性ホルモンが影響しているそうで、ストレスをためないことが大切です。

ただの便秘だと軽視しないで、おかしいと思ったら定期的な検査を受診することで病気の予防に繋がります。

HESOで出来る予防・対策

HESOでは、婦人科系疾患の予防として、「温活」ハーブテントやゲルマニウム温浴。そして岡山県でHESOしか出来ない子宮環境を整える「美子宮セラピー」をお勧めいたします。子宮環境をを整えるという事は、女性に大切なホルモンバランスを正常にし、更年期症状をゆるやかにし、女性らしく輝いて頂く環境を作っていくことです。もし、いま便秘の症状があってお困りの方は一度HESOにご相談ください。

便秘を解消することで、婦人科系疾患の予防にも繋がってきます。